交響曲第4番イ長調 「イタリア」
第1楽章
楽章全体を通じて沸き立つような躍動感が印象的である。
第2楽章
呼びかけるような音型につづいて、素朴で愁いを帯びた旋律が木管に示される。弦が特徴的なリズムを刻む。中間部はニ長調。
第3楽章
穏やかな曲調でメヌエットに近い。主部はドイツの民族舞曲を思わせる主要主題で開始される。中間部はホルンの信号で始まり、ヴァイオリンとフルートが上行形の律動的な音型を奏する。
第4楽章
サルタレロはローマ付近の民衆に流行した舞曲。途中でなめらかな音型がタランテラのリズムに乗って現れる。短い序奏の後に第1主題が提示され、熱狂的に進んだ後、第2主題が提示される。再び第1主題が現れた後、今度は流れるような高速の三連符で第3主題が現れる。
イタリア旅行中に書き始められたこの曲は、躍動的なリズム、叙情と熱狂、長調と短調の交錯による明暗の表出が特徴的で、メンデルスゾーンの交響曲のなかでももっとも親しまれている。長調で始まり、同主短調で終わる、多楽章の大規模な作品である。最終楽章にイタリア舞曲のサルタレロが取り入れられているが、これ以外には具体的にイタリアの音楽を素材としてはおらず、標題音楽的な要素も認められない。演奏時間約24分。
全曲通しての演奏です。
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