長い間捜していた曲。
幸運にもその曲が見つかりました。
これです。
1886年に管弦楽曲として作曲され、翌1887年に合唱パートが追加された。詩はロベール・ド・モンテスキューによる。管弦楽曲にも合唱曲にも分類されるが、管弦楽のみで演奏されることも多い。『レクイエム』と並び、フォーレの中期を代表する傑作である。
フォーレならではの甘美で崇高、清楚な旋律美で知られ、管弦楽版の他にピアノ編曲(フォーレ自身が演奏している録音やピアノロールも現存)や独奏、他にもさまざまな編曲がなされ、ポピュラーのソロ・ボーカル曲としても歌われている。また、劇付随音楽『マスクとベルガマスク』の終曲(第8曲)にも使われている。
楽譜です。
コーラス用です。
冒頭のメロディを時々思い出すのですが、
曲名も作者もわかりませんでした。
他にも多くの演奏があります。
オルゴールは眠りの前のひと時に聴くのが最適です。
Pavane (フランス語歌詞) (訳)
C’est Lindor! C’est Tircis! ここにランドルとティルシスがいる
et c’est tous nos vainqueurs! 私たちをとりこにしたすべての者たちが!
C’est Myrtil! C’est Lydé! ここにミルテとリデがいる
les reines de nos cœurs! われらの心の女王たちが
Comme ils sont provocants あの人たちはなんて挑発的なんだろう!
Comme ils sont fiers toujours! あの人たちはなんて誇り高いことか!
Comme on ose régner sur nos sorts et nos jours! 彼らは私たちの運命と生活を支配している!
Faites attention! Observez la mesure! 気をつけよ! 節度を守れ!
O la mortelle injure! 何というひどい屈辱!
La cadence est moins lente! 調子はそんなに遅くない
et la chute plus sûre. 強弱もしっかりしている
Nous rabattrons bien leur caquets 彼らをやりこめてやろう
Nous serons bientôt leur laquais すぐに私たちは彼らの下僕になるかもしれない
Qu’ils sont laids! Chers minois! 彼らはなんて醜いのかしら! 愛くるしい顔よ!
Qu’ils sont fols! Air coquets! なんて彼らは愚かなのかしら! 浮ついた風情よ!
Et c’est toujours de même! それはいつも同じ
Et c’est ainsi toujours! いつもこんなふう
On s’adore! On se hait! 私たちは愛し 憎む!
On maudit ses amours! 私たちは私たちの愛を呪う!
Adieu Myrtil! Eglé! Chloé! さらば ミルティル エグレ クロエよ!
démons moqueurs! 人をからかうのが好きな悪魔たちよ!
Adieu donc それじゃ さようなら
et bons jours aux tyrans de nos cœurs! われらが心の暴君たちに ごきげんよう!
フォーレの中期あるいは第2期は、ピアノ四重奏曲第2番(作品45)、『レクイエム』(作品48)、『パヴァーヌ』(作品50)などが作曲された1880年代の後半から、ピアノ五重奏曲第1番(作品89)が完成した1900年代前半までと見られ、他に『主題と変奏』(作品73)、『ペレアスとメリザンド』(作品80)などがある。夜想曲では第6番から第8番、舟歌では第5番から第7番が相当する。初期の曲に見られる、輝かしく外面的な要素は、年を経るに従って次第に影を潜め、より息の長い、求心的で簡素化された語法へと変化していく。また、ひとつひとつの音を保ちながら、和声をより流動的に扱うことにより、拍節感は崩れ、内声部は半音階的であいまいな調性で進行するようになる。こうした微妙な内声の変化のうえに、調性的・旋法的で簡素な、にもかかわらず流麗なメロディをつけ歌わせるというのが、フォーレの音楽の特色となっている。
パヴァーヌについて
ウィキペディアによると、
パヴァーヌ(仏: pavane)は、16世紀のヨーロッパに普及した行列舞踏である。
パヴァーヌのかしこまった行進は、厳粛なスペインに影響された16世紀イタリアの宮廷作法に似つかわしく、パヴァーヌはスペイン起源の舞曲なのかもしれないと想像させるが、パヴァーヌの名称の由来はいまだに諸説に分かれている。そのうち一つは、「パドヴァの踊り」(padovana )の転訛とするもの、もう一つは、一列に並んだ女性を、孔雀(ラテン語でpavo、スペイン語でpavon)の尻尾に見立てたとするものである。
パヴァーヌは、イングランドやフランス、イタリアの舞踏指南書に登場し、より活き活きとした舞曲ガイヤルドとしばしば対にされている。またパヴァーヌという語は、ダンスを伴奏する特定の音楽を描写するのに使われた。1630年代半ばにダンスそのものは時代遅れになり、ルイ14世の宮廷でパヴァーヌはアルマンドに追い落とされたが、曲としてのパヴァーヌは数百年にわたって生き続けてきた。
ダンスとしてのパヴァーヌは、しばしば一組のカップルの行進の意味で使われている。アルボーのフランス語のダンス指南書『オルケゾグラフィ』(Orchésographie )によると、パヴァーヌは王侯貴族のための踊りで、たいてい即席の舞踊であり、踊り手は自由自在にステップを飾り立てることができた。イングランドの資料によると、パヴァーヌは、いくつかの小節ごとに組み分けされた単純な舞曲で、振付けられている。イタリアの文献によると、パヴァーヌはしばしばかなり手の込んだダンスで、ガリアルダなどの部分が続いた。
パヴァーヌに使われたステップは、現代においては、時おり結婚式場での「ためらいの足取りhesitation step 」に見ることができる。エリザベス1世は、ガイヤルドと並んでパヴァーヌに偏愛を示した。このため同女王が主役の、キース・ロバーツの1968年のSF小説は『パヴァーヌ』と題されている。