Reformed Presbyterian Church of Kasumigaoka


ウエストミンスター信仰告白 
   
  1.聖  書
  2.神、三位一体
  3.神の永遠の聖定
  4.創  造
  5.摂  理
  6.人間の堕落・罪・その罰
  7.人間との神の契約
  8.仲保者キリスト
  9.自由意志
  10.有効召命
  11.義  認
  12.子とすること
  13.聖  化
  14.救拯的信仰
  15.命に至る悔改め 
  16.よきわざ
  17.聖徒の堅忍
  

 日本基督改革派教会訳へのリンク

   18.恵みと救いの確信
  19.神の律法
  20.キリスト者の自由・良心の自由
  21.宗教的礼拝・安息日
  22.合法的宣誓と誓願
  23.国家的為政者
  24.結婚と離婚
  25.教  会
  26.聖徒の交わり
  27.礼  典
  28.洗  礼
  29.主の晩餐
  30.教会の譴責
  31.地方会議と総会議
  32.人間の死後の状態・死人の復活
  33.最後の審判




ウエストミンスター小教理問答


1問
問・人のおもな目的は何であるか。
答・人のおもな目的は、神の栄光をあらわし、(1)永遠に神を喜ぶことである。(2)

((1)Tコリント10:31・ローマ11:36)((2)詩篇73:25−28)
2問
問・私たちが、どうすれば神の栄光をあらわし、神を喜ぶことができるかを示すために、
  神はどのような規準を与えられたか。
答・旧新両約の聖書にある神の言葉は、(1)私たちがどうすれば神の栄光をあらわし、神
  を喜ぶことができるかを示すた(2)めの、ただ一つの規準である。

((1)Uテモテ3:16・エペソ2:20)((2)Tヨハネ1:3−4)
3問
問・聖書はおもに何を教えているか
答・聖書は、おもに、人が神について信じなければならないことと、神が人に求められる義務は何であるかを教えている。(1)

((1)Uテモテ1:13・Uテモテ3:16)
4問
問・神はどのような方であるか。
答・神は、その存在と(1)知恵、(2)力、(3)聖、(4)義、善、真実に(5)おいて無限、(6)永遠、(7)不変の(8)霊で(9)ある。

((1)出エジプト3:14)((2)詩篇147:5)((3)黙示4:8)((4)黙示15:4)
((5)出エジプト34:6)((6)ヨブ11:7−9)((7)詩篇90:2)((8)ヤコブ1:17)
((9)ヨハネ4:24)
9問
問・創造のわざとは何であるか
答・創造のわざとは、神がその御力の言葉によって、六日のうちに無から万物をはなはだ良く造られたことである。(1)

((1)創世記1:1−31・ヘブル11:3)
10問
問・神はどのように人を創造されたか。
答・神は、人を知識と義と聖において御自身のかたちに従い、全被造物を治める権を
  もつものとして、男と女に創造された。(1)

((1)創世記1:26−28・コロサイ3:10・エペソ4:24)
11問
問・神の摂理のわざとは何であるか。
答・神の摂理のわざとは、神の全被造物とそのすべての行動の、最もきよい、(1)賢い、(2)力強い保持と(3)統治で(4)ある。        

((1)詩篇145:17)((2)詩篇104:24・イザヤ28:29)((3)ヘブル1:3)
(詩篇103:19・マタイ10:29−31)
13問
問・私たちの始祖は創造された時の状態を続けたか。
答・私たちの始祖は、彼ら自身の意志の自由にまかされていたところ、神に対して罪を犯したため、創造された時の状態から堕落した。(1)

((1)創世記3:6−8,13)
14問
問・罪とは何であるか。
答・罪とは、神の律法に少しでもかなわないこと、または、これを犯すことである。(1)

((1)Tヨハネ3:4)
19問
問・人が堕落した状態の悲惨とは何であるか。
答・全人類は、堕落によって神との交わりを失い、(1)神の怒りとのろいの下にあり、(2)また、そのためにこの世のあらゆる悲惨と、死そのものと、永遠の罰とをまぬがれないものとされている。(3)

((1)創世記3:8、10、24)((2)エペソ2:2、3・ガラテヤ3:10)
((3)哀歌3:39・ローマ6:23・マタイ25:41、46)
20問


問・神は、全人類を罪と悲惨の状態のうちに滅びるままにしておかれたか。
答・神は、ただよしとされるままに、永遠からある人々を永遠の生命に選び、(1)あがない主によって彼らを罪と悲惨の状態から救い出し、(2)救いの状態にいれるために、恵みの契約を結ばれた。
                   
((1)エペソ1:4)((2)ローマ3:20−22・ガラテヤ3:21−22)

21問
問・神の選民のあがない主はだれであるか。
答・神の選民の唯一のあがない主は、主イエス・キリストである。
彼は神の永遠の御子でありながら、人となられた。
その時以来、永遠に神と人との二つの異なる性質をもち、
しかも、一つの人格であられる。

((1)Tテモテ2:5−6)((2)ヨハネ1:14・ガラテヤ4:4)            
(ローマ9:5・ルカ1:35・コロサイ2:9・ヘブル7:24−25)
22問
問・キリストは、どのようにして神の子でありながら、
人となられたか。

答・神の子キリストは、聖霊の力によって処女マリヤの胎に宿り、
真実の身体と、理性的霊魂をとって人となり、
しかも、罪なくして彼女から生まれられた。

((1)ルカ1:27、31、35、42・ガラレヤ4:4)((2)ヘブル2:14
     16・ヘブル10:5)((3)マタイ26:23)((4)ヘブル4:15・7:26)
23問
問・キリストは、私たちのあがない主としてどのような職務を果されるか。
答・キリストは、私たちのあがない主として、その低い状態においても、高い状態にいても、ともに預言者と祭司と王の職務を果される。(1)

((1)使徒3:21・ヘブル12:25・参照Uコリント13:3・ヘブル5:5
−7・7:25・詩篇2:6・イザヤ9:6−7・マタイ21:5・詩篇2:8−11)
24問
問・キリストは、どのようにして預言者の職務を果されるか。
答・キリストは、御言葉と御霊により私たちの救いのために神のみこころを私たちに示すことによって、預言者の職務を果される。(1)

((1)ヨハネ1:18・Tペテロ1:10−12・ヨハネ15:15・ヨハネ20:31)
25問
問・キリストは、どのようにして祭司の職務を果されるか。
答・キリストは、神の義を満足させ、私たちを神に和解させるために、(1)御自分をいけにえとして一度献げることにより、(2)また、私たちのために絶えずとりなしをされることによって祭司の職務を果される。(3)

((1)ヘブル2:17)((2)ヘブル9:14,28)((3)ヘブル7:24、25)
26問
問・キリストは、どのようにして王の職務を果されるか。
答・キリストは、私たちを御自身に従わせ、(1)私たちを治め、(2)守り、(3)また、彼と私たちのすべての敵を抑制し、征服することによって、(4)王の職務を果される。
                    
((1)使徒15:14−16)((2)イザヤ33:22)((3)イザヤ32:1−2)
((4)Tコリント15:25・詩篇110:1−7)
27問
問・キリストの低い状態とは、どの点にあったか。
答・キリストの低い状態とは、彼が生まれられたこと、しかも、貧しいさまに生まれられたこと、(1)律法の下におかれ、(2)この世の悲惨と(3)神の怒りと(4)十字架ののろいの死と(5)を忍ばれたこと、葬られてしば(6)らくの間、死の力の下に、とどまられたことにあった。(7)

((1)ルカ2:7)((2)ガラテヤ4:4)((3)ヘブル12:2、3・イザヤ53:2)
((4)ルカ22:44・マタイ27:46)((5)ピリピ2:8)((6)Tコリント15:3,4)
((7)使徒2:24−27、31)
28問
問・キリストの高い状態とはどの点にあるか。
答・キリストの高い状態とは、彼が三日目に死人の中からよみがえられたこと、(1)天にの   ぼられたこと、(2)父なる神の右に座しておられること、(3)また終りの日に世をさばくた   めに来られることにある。(4)

((1)Tコリント15:4)((2)マルコ16:19)((3)エペソ1:20)
((4)使徒1:11・使徒17:31)
29問
問・私たちは、どのようにしてキリストの買い取られたあがないにあずかるものにされるのか。
答・私たちがキリストの買い取られたあがないにあずかるものにされるのは、彼の聖霊
  によって、(1)私たちにそれが有効に適用されることによるのである。(2)
                    
((1)テトス3:5、6)((2)ヨハネ1:11)
30問
問・御霊はキリストの買い取られたあがないをどのようにして私たちに適用されるか。
答・御霊がキリストの買い取られたあがないを私たちに適用されるのは、有効召命において、私たちのうちに信仰を起し、(1)それによって私たちをキリストに結合されることによるのである。(2)

((1)エペソ1:13、14・ヨハネ6:37、39・エペソ2:8)
((2)エペソ3:17・Tコリント1:9)
31問
問・有効召命とは何であるか。
答・有効召命とは、神の御霊のわざであって、(1)それによって御霊は、私たちに自分の罪
  と悲惨を自覚させ、(2)キリストを知ることにおいて私たちの心を照らし意志を(3)新たにし、福音に(4)おいて私たちに価なしに提供されているイエス・キリストを受け入れる
  ように説得し、また、受け入れることができるようにされる。(5)

((1)Uテモテ1:9・Uテサロニケ2:13−14)((2)使徒2:37)((3)使徒26:18)  ((4)エゼキエル36:26)((5)ヨハネ6:44−45・ピリピ2:13)
33問
問・義とすることとは何であるか。
答・義とすることとは、価なしに与えられる神の恵みの行為であって、神はそれによって私たちのすべての罪をゆるし、(1)私たちを神の前に義人として受け入れられる。(2)それは私たちに転嫁され、(3)また、ただ信仰によって受けるキリストの義によるのみである。(4) 

 ((1)ローマ3:24−25・ローマ4:6−8)((2)Uコリント5:19、21)
 (ローマ5:17−19)(ガラテヤ2:16・ピリピ3:9)
34問
問・子とすることとは何であるか。
答・子とすることとは、価なしに与えられる神の恵みの行為であって、(1)それによって私
  たちは神の子の数に入れられ、またそのすべての特権にあずかる権利をもつのである。(2)               
  
((1)Tヨハネ3:1)((2)ヨハネ1:11、12・ローマ8:17)
35問
問・聖とすることとは何であるか。
答・聖とすることとは、価なしに与えられる神の恵みのわざであって、(1)それによって私
  たちは神のかたちに従って全人を新たにされ、(2)ますます罪に死んで義に生きることができるようにされる。(3)
               
((1)Uテサロニケ2:13)((2)エペソ4:23)((3)ローマ6:4,6・ローマ8:1−4)
36問
問・この世で義とすること、子とすること、聖とすることに伴い、あるいはそれから出てくる祝福は何であるか。
答・この世で義とすること、子とすること、聖とすることに伴い、あるいはそれから出てくる祝福は、神の愛の確信、良心の平和、(1)聖霊による喜び、(2)恵の増加、(3)そして、それらのうちにあって終わりまで堅く保たれることである。(4)
    
((1)ローマ5:1、2、5)((2)ローマ14:17)((3)箴言4:18)
((4)Tヨハネ5:13・Tペテロ1:5)
37問
問・信者は死の時、どんな祝福をキリストから受けるか。

答・死の時、信者の霊魂は、全くきよくされ、(1)直ちに栄光に入り、(2)その身体は、なおキリストに結合されていて、(3)復活の時まで(4)墓の中に休む。(5)

((1)ヘブル12:23)((2)Uコリント5:1,6,8・ピリピ1:23・ルカ23:43)
((3)Tテサロニケ4:14)((4)ヨブ19:26)((5)イザヤ57:2)
38問
問・信者は復活の時、キリストからどんな祝福を受けるか。


答・信者は復活の時、栄光あるものによみがえらせられ、(1)
さばきの日に、公に受け入れられ、無罪を宣言され、(2)
永遠に(3)全く神を喜ぶことにおいて、完全に祝福される。(4)
                 
((1)Tコリント15:43)((2)マタイ25:23・10:32)
((3)Tテサロニケ4:17、18)((4)Tヨハネ3:2・Tコリント13:12)
39問
問・神が人に求められる義務は何であるか。
答・神が人に求められる義務は、神の示されたみこころに服従することである。(1)

((1)ミカ6:8・Tサムエル15:22)
42問
問・十戒の要点は何であるか。
答・十戒の要点は、心をつくし、精神をつくし、力をつくし、思いをつくして、主なる
  私たちの神を愛すること、また、自分を愛するように私たちの隣り人を愛することである。(1)
                   
((1)マタイ22:37−40) 
43問
問・十戒の序言は何であるか。
答・十戒の序言は「わたしはあなたの神、主であって、あなたをエジプトの地、奴隷
  の家から導き出した者である。」という言葉である。(1)

((1)出エジプト20:2)
46問
問・第一戒は何を求めているか。
答・第一戒は、神が唯一のまことの神、また私たちの神であることを知り、認め、(1)それにふさわしく神を礼拝し、あがめることを求めている。(2)
                  
 ((1)T歴代28:9・申命記26:17)((2)マタイ4:10・詩篇29:2)
57問
問・第四戒は何であるか。
答・第四戒は「安息日を覚えて、これを聖とせよ。六日のあいだ働いてあなたのすべてのわざをせよ。七日目はあなたの神、主の安息であるから、なんのわざをもしてはならない。あなたもあなたのむすこ、娘、しもべ、はしため、家畜、またあなたの門のうちにいる他国の人もそうである。主は六日のうちに、天と地と海と、その中のすべてのものを造って、七日目に休まれたからである。それで主は安息日を祝福して聖とされた。」である。    
((1)出エジプト20:8−11)
58問
問・第四戒は何を求めているか。
答・第四戒は、神が御言葉のうちに定められたような、一定の時を、神にたいしてきよく守ること、明言すれば七日のうち、まる一日が御自身にたいするきよい安息日であることを求めている。(1)

 ((1)申命記5:12−14)
60問
問・安息日はどのように聖別しなければならないか。
答・安息日には、ほかの日ならば正当であるこの世の業務や娯楽さえも、これをやめて、(1)この日をまる一日、きよく休み、(2)やむを得ない働き、または慈善の働きに用いられるほかは、(3)すべての時間を、公的なまた私的な神礼拝の行為に用いて、聖別しなければならない。(4)

 ((1)ネヘミヤ13:15−19・21−22)((2)出エジプト20:8、10 16:25−28)((3)マタイ12:1−31)
 ((4)ルカ4:16・使徒20:7・詩篇92:1―15・イザヤ66:23)
64問
問・第五戒は何を求めているか。
答・第五戒は、上の人、(1)下の人、(2)あるいは対等の人として、(3)それぞれの地位と関係にある人々の名誉をたもち、義務を果すことを求めている。
                    
((1)エペソ5:21)((2)Tペテロ2:17)((3)ローマ12:10)
75問
問・第八戒は何を禁じているか。
答・第八戒は、私たち自身、あるいは、隣人の富と生活状態を、不当に妨害し、または
  そのおそれのあるすべてのことを禁じている。(1)

((1)箴言21:17・箴言23:20・箴言28:19・エペソ4:28)
76問
問・第九戒は何であるか。
答・第九戒は「あなたは隣人について、偽証してはならない。」である。(1)
                   
((1)出エジプト20:16)
77問
問・第十戒は何を求めているか。
答・第十戒は、人と人との間の真実と、(1)私たち自身と隣り人との名誉を維持し、増進することを求めている。(2)特に証言する場合にそうである。

((1)ゼカリヤ8:16)((2)Vヨハネ12)((3)箴言14:5・25)
80問
問・第十戒は何を求めているか
答・第十戒は、私たちの隣人とそのすべての所有に対する正しい愛の心を持つとともに、(1)私たち自身の状態に、全く満足することを求めている。(2)
                
((1)ヨブ31:29・ローマ12:15・Tテモテ1:5・Tコリント13:4−7)
((2)ヘブル13:5・Tテモテ6:6)
82問
問・だれか神の戒めを完全に守ることができるか。

答・単なる人間は、堕落以来、だれもこの世において神の戒めを完全には守れない。 (1)かえって、思いと言葉と行ないにおいて日毎にこれを破っている。(2)
                
 ((1)伝道7:20・Tヨハネ1:8、10・ガラテヤ5:17)((2)創世6:5、8:21
    ローマ3:9−21・ヤコブ3:2−13)
85問
問・罪のために、私たちに当然である神の怒りとのろいをまぬがれるために、神は私たちに何を求められるか。

答・罪のために、私たちに当然である神の怒りとのろいをまぬがれるために、神は私たちに、イエス・キリストへの信仰、生命に至る悔い改め、それとともに、キリスト
  があがないの恵みを私たちに伝達されるすべての外的手段を、忠実に用いることを
  もとめられる。
86問
問・イエス・キリストへの信仰とは何であるか。
答・イエス・キリストへの信仰とは、救いの恵みであって、それによって私たちが、救いのために、福音において提供されているままに、ただキリストを受け入れ、そしてより頼むのである。

((1)ヘブル10:39)    
((2)ヨハネ1:12・イザヤ26:3,4・ピリピ3:9・ガラテヤ2:16)
87問
問・生命に至る悔い改めとは何であるか。
答・生命に至る悔い改めとは、救いの恵みであって、それによって罪人が罪の自覚とキリストにある神の恵みの理解とから、その罪を悲しみ、憎み、新しい服従への充分
  な決意と努力とをもって、罪から神へ立ち帰るのである。
88問
問・キリストが、あがないの恵みを私たちに伝達される外的な、そして普通の手段は何であるか。
答・キリストが、あがないの恵みを私たちに伝達される外的な、そして普通の手段はキリストの規定、特に、御言葉と礼典と祈りであって、これらのすべては、選ばれた者にとって救いのために有効とされるのである。(1)

((1)マタイ28:19−20・使徒2:42、46−47)
89問
問・御言葉はどのようにして救いに有効とされるか。
答・神の御霊が、御言葉の朗読、特に説教を、罪人に罪を自覚させ、回心させ、また信仰によって救いに至るまで、きよめと慰めのうちに彼らを成長させるための有効な手段とされるのである。(1)

((1)ネヘミヤ8:8・Tコリント14:24、25・使徒26:18・詩篇19:8
使徒20:32・ローマ15:4・Uテモテ3:15−17・ローマ10:13―17
ローマ1:16)
90問
問・御言葉が救いに有効となるためには、御言葉を、どのように読み、どのように聞かなければならないか。

答・御言葉が救いに有効となるためには、私たちは、熱心と(1)準備と(2)祈りを(3)もって御言葉に聞き、それを信仰と愛をもって受け入れ、(4)私たちの心のうちにたくわえ、(5)生活において実践しなければならない。(6)   

((1)箴言8:34)((2)Tペテロ2:1・2)((3)詩篇119:18)((4)ヘブル4:2
・Uテサロニケ2:10)((5)詩篇119:11)((6)ルカ8:15・ヤコブ1:25)
91問
問・礼典はどのようにして救いの有効な手段となるか。

答・ 礼典が救いの有効な手段となるのは、礼典のうちにあるどのような力によるのでも、
  またそれをつかさどる人のうちにあるどのような力によるのでもなく、ただキリストの祝福と、(1)信仰によって受ける人々のうちに働くキリストの御霊によるのである。(2)

 (Tペテロ3:21・マタイ3:11・Tコリント3:6) (Tコリント12:13)
92問
問・礼典とは何であるか。

答・礼典とは、キリストによって立てられた、きよい規定であって、そこにおいて、キリストと新しい契約の祝福が、感覚的なしるしによって、信じる者に表わされ、印証され、適用されるのである。(1)

((1)創世記17:7,10・出エジプト12:1−51・Tコリント11:23,26)
94問
問・洗礼とは何であるか。

答・洗礼とは、父と子と聖霊の御名による水の洗いが、(1)私たちがキリストにつぎ木さ
  れること、恵みの契約の祝福にあずかること、そして私たちが主のものとなると
  いう誓約を示し印証する礼典である。(2)
                   
((1)マタイ28:19)((2)ローマ6:4・ガラテヤ3:27)
95問
問・洗礼はだれに施すべきであるか。

答・洗礼は、見える教会の外にある者が、キリストを信じる信仰と彼への服従を告
  白するまでは、だれにも施してはならない。(1)しかし見える教会の会員である者
  の幼児には、洗礼を施すべきである。(2)

((1)使徒8:36・使徒2:38)((2)使徒2:38・創世記17:10・参照、コロサイ2:11・Tコリント7:14)
96問
問・主の晩餐とは何であるか。

答・主の晩餐とは、キリストの御定めに従って、パンとぶどう酒を与えること、また受けることによって、キリストの死が示され、そしてふさわしい陪餐者が、身体的、肉的にでなく信仰により、自身の霊的栄養と恵みに成長することのために、キリストの体と血と、そしてそのすべての祝福にあずかるものとされる礼典である。(1)

(Tコリント11:23−26・Tコリント10:16)
97問
問・主の晩餐をふさわしく受けるために、何が求められているか。
答・主の晩餐をふさわしくあずかろうとする者に求められていることは、ふさわし
  くないままで来て、その飲み食いによって、自分にさばきを招かないように、
  主の御体をわきまえる知識、(1)キリストをかてとする信仰、(2)悔い改め、(3)愛、(4)新し
  い服従について、(5)自分を吟味することである。(6)

((1)Tコリント11:28、29)((2)Uコリント13:5)((3)Tコリント11:31)
98問
問・祈りとは何であるか。

答・祈りとは、キリストの御名において、(1)神のみこころにかなうことのために、(2)私たち
  の罪のざんげと、(3)神のあわれみへの感謝に満ちた告白とともに、(4)私たちの願いを 神にささげることである。(5)

((1)ヨハネ16:23)((2)Tヨハネ5:14)((3)詩篇32:5、6・ダニエル9:4) )
100問
問・主の祈りの序言は私たちに何を教えているか。
答・主の祈りの序言である「天にまします我らの父よ」(1)は、私たちを助けることができ、
  また進んで助けて下さる神へ、子が父に対するように、きよい崇敬と確信とをも
  って近づくこと、(2)そして他の人々とともに、また他の人々のために祈らなければ
  ならないことを教えている。(3)

((1)マタイ6:9)((2)ローマ8:15・ルカ11:13)
((3)使徒12:5・Tテモテ2:1,2)
101問
問・第一の祈願において私たちは何を祈るのであるか。
答・第一の祈願である「願わくは御名をあがめさせたまえ」(1)では、
神が御自身をお知らせになるすべての事において、私たちも他の人々も、
神の栄光をあらわすことができるように、(2)
また神がすべての事を御自身の栄光のために処理されるように祈るのである。(3) 

((1)マタイ6:9)((2)詩篇67:2−3(67:3−4))
((3)詩篇83)
102問
問・第二の祈願において私たちは何を祈るのであるか。
答・第二の祈願である「御国をきたらせたまえ」(1)では、サタンの国が滅ぼされるように、(2)
  また恵みの国が進展し、(3)私たちも他の人々もそれに入れられ、その中に守られるよ
  うに、(4)そして栄光の国がすみやかに来るように祈るのである。(5)

((1)マタイ6:10)((2)詩篇68:1、18)((3)黙示12:10、11)
((4)Uテサロニケ3:1・ローマ10:1・ヨハネ17:9、20)((5)黙示22:20)
103問
問・第三の祈願において私たちは何を祈るのであるか。
答・第三の祈願である「みこころの天になるごとく地にもなさせたまえ」(1)では、神の
  恵みにより、天で天使たちがするように、(2)すべての事においてみこころを知り、それに従い、服することができるように、また喜んでそうするものとしていただくように祈るのである。(3)
                    
((1)マタイ6:10)((2)詩篇103:20、21)((3)詩篇67:1−7
 詩篇119:36・マタイ26:39・Uサムエル15:25・ヨブ1:21)
104問
問・第四の祈願において私たちは何を祈るのであるか。
答・第四の祈願である「我らの日用のかてをきょうも与えたまえ」(1)では、神の自由なたまものの中から、この世の良い物を充分なほど受け、これらとともに神の祝福にあずかるように祈るのである。(2)     

((1)マタイ6:11)((2)箴言30:8・創世28:20・Tテモテ4:4,5)
105問
問・第五の祈願において私たちは何を祈るのであるか。
答・第五の祈願である「我らに罪を犯す者を我らがゆるすごとく我らの罪をもゆるし給え」(1)では、神がキリストのゆえに、私たちのすべての罪を自由にゆるして下さるように祈るのである。(2)そして私たちは恵みによって心から人々をゆるせるようにされているから、なおさらこのように祈ることを奨励されている。(3)
                    
((1)マタイ6:12)((2)詩篇51:1、2、7,9・ダニエル9:17−19)    
((3)ルカ11:4・マタイ18:35)
106
問・第六の祈願において私たちは何を祈るのであるか。
答・第六の祈願である「我らを試みに会わせず悪より救い出したまえ」(1)では、神が私
  たちを罪への誘惑から守り、(2)あるいは誘惑される時にさえ、救い出して下さるよ
  うに祈るのである。(3)
 
 ((1)マタイ6:13)((2)マタイ26:41)((3)Uコリント12:7−8)
107
問・主の祈りの結びの言葉は私たちに何を教えるか。
答・主の祈りの結びの言葉である「国と力と栄えとは限りなく、なんじのものなればなり。アーメン」(1)では、私たちの祈りの励ましをただ神から受けるのであり、(2)この祈りにおいて神を賛美し、神に国と力と栄えとを帰さなければならないことを教える(3)。そして私たちの願いの証明と、聞かれることの確信とにおいて、私たちはアーメンというのである。(4)         

((1)マタイ6:13)((2)ダニエル9:4、7−9,16−19)
((3)T歴代29:10―13)((4)Tコリント14:16・黙示22:20−21)